社会保険労務士政治連盟とは？

※「政治連盟のしおりＱ＆Ａ」から

Ｑ１．政治連盟の目的は？

Ａ．社会保険労務士政治連盟(以下「政治連盟」といいます。)の目的は、社会保険労務士の社会的・経済的地位の向上と社会保険労務士制度の発展を図るために必要な政治活動を行うことです。

　政治連盟は、社会保険労務士全体のために活動することを目的としており、決して特定の政党や個人の政治目的のために活動するのではありません。

Ｑ２．なぜ、政治活動を行う必要があるの？

Ａ．社会保険労務士法は、議員立法(内閣でなく国会議員自らが法律案を作成し国会へ提出すること)により成立した法律です。議員立法により成立した法律は、その改正も議員立法により行われることが通例になっています。

　そのためには、日頃から国会議員等に対して選挙の支援や密度の濃い接触をして、社会保険労務士制度の理解を得ておき、法改正の要望等いざというときに積極的に協力していただけるようにしておく必要があります。

　このように政治活動は社会保険労務士にとって、制度の改善、円滑な業務の遂行、社会的、経済的地位の向上のために欠かせないものなのです。

Ｑ３．政治連盟と社会保険労務士会との関係は？

Ａ．社会保険労務士制度は、過去8回の社会保険労務士法改正により充実発展してきましたが、まだ解決しなければならない課題が多く残されています。

　制度の改善を図るためには、各政党や多くの国会議員に法改正の必要性の理解を得て、その実現に対し協力を求める必要がありますが、連合会や都道府県会は、政治活動を行うことができません。

　なぜなら、社会保険労務士会は強制加入の法定団体(認可法人)であるため、公職選挙法による選挙支援活動及び政治資金規正法による政治貢献ができないので、社会保険労務士制度の発展のために社会保険労務士が政治活動を行うには、これを補う意味で政治連盟を組織することが必要なのです。

　社会保険労務士会と政治連盟は、法的組織としては別個ですが、表裏一体の関係で、連合会や都道府県会に代わって政治活動を行なうために、政治資金規正法に基づく政治団体として設立され、政治活動を行なっているものです。